光ソリトン伝送における偏波モード分散補償器の効果(高効率FEC,電気処理による分散・PMD補償技術,波形モニタリング,一般)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
偏波モード分散(PMD)を補償する手段として、受信端におけるPMD補償器(PMDC)の導入が盛んに検討されている。一方、光ソリトンは、PMD耐性があるとされるが、ソリトンパルス列の伝送では、隣接シンボル間の非線形相互作用によりPMDが強調される可能性がある。本論文では、光ソリトン伝送へのPMDCの適用を数値シミュレーションに基づいて検討した。伝送速度40Gbit/s、伝送距離1000kmのシステムについて検討したところ、トラッピング効果が許容する最大量(〜0.1ps/km^<0.5>)の2倍のPMD値では、PMDCの有効性が見られた。しかし、トラッピング効果が許容する最大量の3倍のPMD値では、PMDCの効果が制限されることがわかった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-06-11

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク