スピーカによるバイノーラル合成のための最適分散音源制御
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概要
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スピーカによる音場制御を用いたバイノーラル合成には数多くの利点がある.しかしそのために必要なシステム逆変換は, ダイナミックレンジの損失, 位置関係のずれや頭部伝達関数(HRTFs)の個人差, 室の反射音などに起因する空間情報誤差の増大・音色の変質・制御効果の喪失など数多くの問題を引き起こす.Optimal Source Distribution (OSD)方式は, 周波数により連続的に方位角位置が変化するモノポール変換器という概念を導入することにより上述のシステム逆変換に起因する根本的な問題点を解決または最小限にする.また, 制御音源の仰角位置に関しては, 前方・頭上の2通りが有望であり, 頭上に制御音源がある場合は誤った動的情報による偏った誤差が生じにくい.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-10-19
著者
-
A Nelson
Institute Of Sound And Vibration Research University Of Southampton Highfield
-
Nelson Philip
Institute Of Sound & Vibration Research Southampton University
-
武内 隆
Institute Of Sound And Vibration Research University Of Southampton:鹿島建設株式会社技術研究所
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武内 隆
鹿島建設株式会社技術研究所
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