スピーカを利用したバイノーラル音場制御による立体音響合成
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概要
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スピーカによる音場制御を利用したバイノーラル合成はトランスオーラル再生とも呼ばれ,立体音響合成の手段として古くから知られている.しかしダイナミックレンジの損失や誤差による制御効果の喪失などの欠点が一般的にみられ,再生される音質(音の質的・空間的・時間的品質)について満足いく性能が得がたく広く用いられているとはいえない.近年の研究により合成された立体音響品質は主として制御音源と制御点の位置関係に依存する制御空間の根本的な物理的性質に大きく支配されていることがわかった.ここでは制御空間の物理的性質と密接に結びついているバイノーラル音場制御プロセスの時間領域における解析を通じて,前述の根本的な問題点を解決または最小限にするOptimal Source Distribution(OSD)原理の優れた特徴を解説する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-12-13
著者
-
Nelson P
Southampton Univ.
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Nelson Philip
Institute Of Sound And Vibration Research Southampton
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Nelson Philip
Institute Of Sound And Vibration Research University Of Southampton
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Nelson Philip
Institute Of Sound & Vibration Research Southampton University
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武内 隆
Institute Of Sound And Vibration Research University Of Southampton:鹿島建設株式会社技術研究所
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