複合音成分の振幅変化分布とピッチ知覚について
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概要
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基本周波数を欠く調和複合音について、その周波数成分の領域とその振幅の形状分布の両面に注目して複合音の持つ音の高さと音色の類似性についての聴覚実験をおこなった。刺激音の振幅パタンは,(1)奇数次調和成分と偶数次調和成分に相反する振幅傾斜をもたせた場合,(2)傾斜するパタンの周波数領域を順に移動させた場合,(3)谷形の振幅パタンの谷の部分を最低周波数成分から最高周波数成分まで順に移動させた場合についてであった。結果は、音の高さに刺激音の最高次周波数成分の振幅が強い影響を与え、構成する複合音全体の振幅のパタンの影響も受けた。また,音楽の経験を有する被験者はlowPitchの知覚に普通人より注目して聴く特徴が見られた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-21
著者
-
寺戸 敏彦
岐阜大学工学部
-
松浦 晃次
岐阜大学工学部
-
桑原 稔
岐阜大
-
桑原 稔
岐阜大工
-
桑原 稔
岐阜大学工学部
-
川村 昌史
岐阜大工
-
川村 昌史
岐阜大学工学部電子情報工学科
-
寺戸 敏彦[他]
岐阜大学大学院工学研究科
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