半頂角の振動を考慮した膜動作円錐振動板の有限要素法
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概要
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Frankortの膜コーンリング理論での不連続な振動を連続なものに改善しようと著者らは先に膜有限要素法を導入し、直円錐振動坂を解析した。しかし、理論の中で半頂角の変化を無視してきたために、結局変位不連続と等価ということになり改善が行なわれなかった。本稿では、その不連続の原因であると思われる歪の式について考察を行なった。その結果、円錐環要素の母線方向の変形後長と、方位角方向の変形後長を母線方向に積分した長さとが、一致していないことが判明した。そしてそれは、半頂角の変化の省略を裏付けた。
- 1993-11-25