楕円コーン振動板の振動姿態の分類
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概要
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楕円コンピュータの動インピダンスの周波数特性に現れるピークの周波数と、コーン紙の胴体質量との間には両対数直線関係があり、その冪指数は0〜0.5の間の値をとる。本報ではこのピーク周波数で振動姿態を観測し、上記冪指数によって振動姿態の分類を行うことを試みた。長短径比4:1の楕円コーン振動板の振動姿態を示す等音圧レベル線図において冪指数がほぼのものについては短軸方向へ伸びる等音圧レベル円が観察された。また、冪指数が0でないものについては長軸方向へ伸びる等音圧レベル円が観察された。一方、2:1の楕円コーン振動板では、冪指数が小さいものの方が、等音圧レベル円の短軸方向への伸びが顕著に現れることが観測された。
- 1993-11-25