パターン認識を用いた音楽情報データベースの圧縮法
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概要
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本研究はパターン認識法を利用して楽曲中の反復パターンを検出し、音楽情報データベースを圧縮する試みを示したものである。サンプルにロックミュージック20曲を用い、実際に圧縮率を算出した。またパターンの単位長を変化させると、どのように圧縮率が変化するか、単位長と圧縮率の相関も調べた。またパターン認識に際し、類似しているパターンを認識する目的で、「距離」の概念の導入も試みた。その結果、完全一致型60%、類似型50%という圧縮率が実現した。しかし圧縮率の分散性が大きく、どれだけデータ量を圧縮できるかは、実際に圧縮を終えるまで推測できない、などの問題点が残った。
- 1996-05-25