心理音響モデルを用いた客観的音響信号評価手法の検証 : 狭帯域雑音による検討
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概要
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近年雑音除去の研究が盛んに行われ,その雑音除去性能の評価手法としてSNR等が広く用いられている。しかしSNRは聴覚特性を考慮しておらず,人間の聴感と必ずしも一致しない。そのため聴感に対応した信号歪み評価として聴取実験による主観評価が用いられてきたが,アルゴリズムの開発段階やシステム開発の現場ではそのような実験は大きな困難を伴う。このため主観評価に対応する,マスキングを考慮した客観的評価法が要求されるようになってきた。そこで本研究では,すでに提案した心理音響モデルを用いた聴感を考慮した評価法の性能を狭帯域雑音を用いた聴取実験との比較により検討する。
- 2002-11-21
著者
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