DS/CDMA 無線通信方式におけるハンドオーバの性能評価(<特集>スペクトル拡散無線通信技術論文特集)
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概要
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DS/CDMA無線通信方式におけるハンドオーバの不完全性がトラヒック容量およびハンドオーバ実施頻度に与える影響について検討する.不完全性の要因としては,各携帯機において監視する基地局数が制限されることとハンドオーバを実施するときのヒステリシスを考える.これらの不完全性があるときのシミュレーションモデルを明らかにすると共に,計算機のシミュレーションにより,短区間中央値変動の標準偏差がトラヒック容量およびハンドオーバ実施頻度に対して大きな影響を与えることを定量的に求め,監視する基地局数が3,短区間中央値変動の標準偏差が6[dB]のときには,理想的なハンドオーバを行ったときに対して,上り回線では約90%,下り回線では約85%のトラヒック容量が得られ,ハンドオーバ実施頻度は短区間中央値の変動周波数の約90%になること,およびヒステリシスが4[dB],短区間中央値変動の標準偏差が6[dB]のときには理想的なハンドオーバを行ったときの約90%の上り回線のトラヒック容量が得られ,ハンドオーバ実施頻度は短区間中央値の変動周波数の約60%になることを明らかにした.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-11-25
著者
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