低消費電力MPEGエンコーダ実現のためのエッジ強調を用いた低階調動き推定

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概要

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MPEGで用いられている動き推定は、動画像データを符号化する際に最も演算時間を要し、また消費電力も大きい。動き推定の演算量および消費電力を低減するための手法の1つに低階調画像を用いた動き推定がある。この方法により生成された画像の画質は、低階調画像を生成するための閾値に依存する。これまでに閾値を決定法するためのいくつかの手法が提案されているが、閾値を求めるためには多くの演算が必要となる。本報告では、演算を必要としない線形量子化により生成された低階調画像を用いた動き推定において、効果的に画質を改善するための手法を提案する。本提案法より得られる画像の画質は、複雑な閾値決定をした場合と同等となる。本提案法の有効性を確認するために, 画質に対するシミュレーション結果を示し、VHDLモデルの論理合成結果より消費電力の見積もりを行う。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-12-11

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