移動体通信用動画像符号化方式の誤り耐性強化の検討
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概要
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本報告では移動体通信環境において,TV電話のような双方向リアルタイムの動画像通信を実現する上で必要となる動画像符号化方式の誤り制御部について提案している.移動体通信に利用される無線伝送路は有線伝送路に比べて伝送容量が数10[kbps]と小さく,伝送誤り率も10^<-4>〜10^<-2>と高い.動画像情報に対する伝送誤りは,動画像符号が高圧縮を実現しているため,その画質に多大な影響を与える.そこでまず低遅延かつ伝送誤り耐性の強い動画像符号化方式実現のために,動画像符号に誤り訂正符号を付加する場合の符号化遅延の検討を行ない,画像フレームと誤り訂正フレームが1:1に対応する方式を提案した.次に動画像符号を保護するための誤り訂正符号化方式としてブロック符号の1つであるRS(Reed-Solomon)符号を利用した誤り訂正方式を提案し,高符号化効率かつ高誤り訂正能力を実現して動画像の画質を向上させた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-04-12
著者
-
竹内 俊一
松下技研株式会社
-
竹内 俊一
松下電器産業(株)研究本部東京通信システム研究所
-
町田 豊
松下通信工業(株)技術本部AV&C研究所
-
井村 康治
松下通信工業(株)技術本部AV&C研究所
-
井村 康治
松下通信工業株式会社 技術本部 ワイヤレスソリューション研究所
-
井村 康治
松下通信工業(株)技術本部av&c研究所
-
町田 豊
松下通信工業株式会社 技術本部 ワイヤレスソリューション研究所
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