多眼カメラを用いた3次元形状入力の一検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Telesensation実現のための3次元VR空間の入力方式の研究を行う。TelesensationとはVRとtelecommunicationを融合することで実現できる。具体的なアプリケーションとしては、(a) 遠隔講義 (仮想教室)、(b) 臨場感通信会議、(c) 自由なView Pointを設定できるスポーツ中継、(d) 観光地への仮想旅行、(e) 美術館等の仮想見学等が挙げられる。Telesensationのアプリケーションである臨場感通信会議等においては、送信側では会議参加者の人体の動きの3次元情報を高精度に検出して、受信側では3次元人物CGモデルを用いて実時間で送信側参加者の動作を再構成する必要がある。これまで提案されているこのようなシステムでは、磁気センサー等の特殊な装置の着用を利用者に課するものであったが、我々は会議室の壁等に多数のカメラを設置し、その多数カメラ画像から会議参加者の人体の動きの3次元情報を高精度に検出する3次元情報入力方式を検討する。システム例の概要を図1に示す。また本検討では、会議室を立方体と仮定し、部屋の側面の壁の一定の高さにカメラを配置する際のカメラ配置について検討する。[figure]
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
-
竹内 俊一
松下技研株式会社
-
田中 司
早稲田大学国際情報通信研究センター:早稲田大学大学院理工学研究科電子情報通信学専攻
-
竹内 俊一
通信・放迭機構早稲田リサーチセンター
-
寺島 信義
通信・放迭機構早稲田リサーチセンター
-
富永 英義
通信・放迭機構早稲田リサーチセンター
-
田中 司
早稲田大学国際情報通信研究センター
関連論文
- D-15-5 SMILを利用したマルチメディアテキスト作成に関する報告
- D-11-99 4台のカメラを用いた写実性の高い中間補間画像の自動生成
- 平面静止画の領域適応高精細ディジタル化を実現した高能率ビデオモザイク法
- D-11-167 部分的高精細画像生成における高能率ビデオモザイク方式に関する検討
- ズームイン・ズームアウトを繰り返すビデオ画像シーケンスを用いた平面静止画の領域適応高精度ディジタル化
- 仮想カメラの3次元位置情報追跡による高能率ビデオモザイク方式の検討
- 仮想カメラの3次元位置情報追跡による高能率ビデオモザイク方式の検討
- 仮想カメラの3次元位置情報追跡による高能率ビデオモザイク方式の検討
- 仮想カメラの3次元位置情報追跡による高能率ビデオモザイク方式の検討
- ズームインビデオ画像シーケンスを用いた階層的画像モザイク化手法による高能率な部分高精細画像生成
- 投影特徴を利用した階層的画像モザイク化手法による絵画等静止画像の高精細ディジタル化
- ズームイン・ズームアウト画像シーケンスを利用するロバストな画像モザイク化
- 階層的画像モザイク化を用いた解像度適応画像取得による静止画像のディジタル化
- 解説 画像モザイク化手法を用いた静止画像の高精細ディジタル化--投影特徴を利用した階層的画像モザイク化
- 仮想コントロールパネルの実現手法の検討
- 指さしポインタによる仮想コントロールパネルの提案
- ステレオ画像処理による手操作の推定
- 2眼カメラを用いた高解像度静止画入力システムの提案
- ステレオ移動カメラによる速度および奥行き情報の計測
- 正規化画像によるマルチベースライン・ステレオ法
- 多眼カメラを用いた3次元形状入力の一検討
- 移動体通信用動画像符号化方式の誤り耐性強化の検討
- 2000-AVM-29-3 IPベースの遠隔講義システムの実装に関する研究
- ネットワークによる3D・VRの教育への応用に関する研究
- インタネットで利用可能な遠隔講義システム実装と運用に関する報告
- ネットワーク講義における教材配布に関する検討
- A-16-37 ハイパークラスの実現に関する検討
- 制作者の意図とユーザの視点を用いた映像データベース