予備パス網設計における近似最適化手法
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概要
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伝送路故障時においては,故障パスを異経路の予備パスに切り換えて救済するパス切換制御が行われる.但し,そのためには,予備パス網をあらかじめ構築しておく必要がある.そこで本論文では,経済的な予備パス網を設計するためのアルゴリズムを新たに提案する.本アルゴリズムは,初期解から出発して目的関数値一定方向への移動と, 目的関数値減少方向への移動を繰り返すことにより,最適化を図るアルゴリズムである.従来方法や線形計画法による解と提案アルゴリズムとの性能比較を行い,総予備パス量,計算時間,および設計された網に対する救済能力の観点から評価を行った.評価モデルを用いた定量的評価により,提案アルゴリズムは良好な解を得ることができることを示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-25
著者
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