GVP帯域管理方式を適用したB-ISDN網の設計
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概要
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ATM網における帯域管理方式として,筆者らが提案,検討してきたグループバーチャルパス(GVP)管理方式は,複数のVPをまとめたGVPごとに帯域管理を行う.この方式は,送信側および受信側交換ノードで2回のコネクション受付判定処理を行うことにより,複数方路間で伝送帯域が共用でき,方路間の統計的多重化効果が期待できる.本論文では,GVP管理方式を適用する場合の網設計法を明らかにした.従来のVP網に比べ,GVP網では交換機(VCH)とクロスコネクト(VPH)間の品質配分,GVPを構成するVPのグルーピングアルゴリズム,輻輳(ふくそう)耐力を考慮した容量設計が,網設計上の重要な課題である.セル廃棄率規定値の配分方式としては交換機とクロスコネクトに等配分することが望ましく,複数のGVP構成アルゴリズムを併用することにより効率的なGVP構成を得ることができることを示した.また,輻輳時の耐力を考慮して容量設計を行う場合の影響についても検討し,その場合でもGVP管理方式を適用する利点があることを示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-08-25
著者
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