GVP網でのセル廃棄品質規定値に関する一検討
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概要
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ATM(Asynchronous Transfer Mode)網では、網内のVCH(Virtual Channel Handler)間に設定されたVP(Virtual Path)上にユーザのVC(Virtual Channel)を統計多重してVCサービスを提供することが考えられている。1VP上に多重するVC数が少ない場合には十分な統計的多重化効果が得られないため、筆者らは複数のVP上のVC問で帯域を共用してより大きな統計的多重化効果を得ることのできるGVP(Group Virtual Path)帯域管理方式を提案、検討してきた。この方式では、各VPを経路上の1箇所のVPHを境に前後2区間に分割して、分割されたVPのうち同一方路を取るものをまとめたGVP毎に帯域を割り当てる。帯域の管理は各GVPを終端しているVCHで行うため、1VCリンクの設定につき2箇所のVCHでCAC(Connection Admission Control) を実施する。本稿ではGVP管理方式を適用した網での品質設計について検討を行う。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
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