補間と凸判定に基づくストローク抽出を用いた低解像度文書画像の二値化
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概要
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本報告では低解像度文書画像の二値化処理において発生する掠れ潰れやジャギーを防ぐ方法として, 補間と凸判定に基づく二値化手法を提案する.本手法では, 濃度の高低により前景色と背景色の違いが明らかな画素は濃度によって二値化を行ない, そうでない画素に関しては濃度曲面の凹凸により前景部分と背景部分を区別する.凹凸を調べる事によって, 閾値処理に基づく二値化手法では周辺画素の影響により濃度が低下し消えてしまう細線や, 逆に濃度の上昇により消えてしまう隙間等が検出され, 掠れや潰れを防ぐことができる.また, 画像を滑らかに補間して解像度を上げ, 二値化後のエッジ位置の自由度を上げる事によってジャギーが軽減される.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-02-22
著者
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