背景差分法における波の誤検出抑制法の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
動画像認識において物体検出を目的とした背景差分法は有効で広範囲に適用される手法であるが、海面を背景とした洋上で用いる場合には、背景である波を誤検出してしまう問題がある。そこで、波と検出対象である人の検出形状に着目して評価を行ったところ、波の検出領域の約94.0%が横長、人の検出領域の約99.5%が縦長の形状であることが分かった。本稿ではこれらの形状特徴から検出領域の外接矩形の縦横比を用い、明らかに波と分かるものを検出対象から除外する方式を提案し、波の誤検出抑制を図ったので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-10-16
著者
-
上田 博唯
日立電子株式会社
-
上田 博唯
株式会社日立国際電気 放送・映像研究所
-
伊藤 渡
日立電子株式会社開発研究所
-
伊藤 渡
株式会社日立国際電気 放送・映像研究所
-
山田 浩正
日立電子株式会社開発研究所
関連論文
- 11-5 物流システム用マーク読取方式
- 人物のバストショットに着目した映像編集
- 時間相関型背景判定法による移動物体検出
- カットの時系列コーディングに基づく映像シーンの実時間識別法
- 紙幣パターンの向き不変型識別手法
- 3)知的映像ハンドリングについて(映像表現研究会)
- 知的映像ハンドリングについて : 映像表現
- 映像中の特定シーンの検索方式
- 機能列および機能設定値の個人適応インタフェースモデルの提案
- テレビ番組制作システムの舞台監督メタファによるマンマシンインタフェースの開発(人間とマルチメディア及び一般)
- 動画像解析に基づくビデオ構造の視覚化とその応用
- テレビ番組制作システムの舞台監督メタファによるマンマシンインタフェースの開発
- 4D-2 Windows版TVMLプレイヤーとその応用 : パソコンで自分だけのテレビ番組が作れる
- 1)部分領域の色の組合せに着目した映像中の特定対象物検索手法の提案(〔画像情報記録研究会コンシューマエレクトロニクス研究会〕合同)
- TVML(TV program Making Language) : Automatic TV Program Generation from Text-based Script
- 部分領域の色の組合せに着目した映像中の特定対象物検索手法の提案 : 画像情報記録,コンシューマエレクトロニクス
- 4-4 テレビ番組制作言語TVMLとその言語仕様
- 5)動画像情報リンク付けの一手法(〔情報ディスプレイ研究会 無線・光伝送研究会 画像通信システム研究会 画像応用研究会〕合同)
- 認識技術を応用した対話型映像編集方式の提案
- テレビ番組制作言語TVMLのマンマシンインターフェースの開発
- 動画像情報リンク付けの一手法 : 情報ディスプレイ,無線・光伝送,画像通信システム,画像応用
- 5)カラー図形エディター(画像表示研究会(第71回)画像処理・画像応用研究会(第60回)合同)
- ノンリニア編集における特殊効果の編集方法の開発
- カラー図形エディタ
- スーパーインポーズ文字のアンチエイリアシングに関する実験と考察
- 画素単位の処理アルゴリズムに基づく対話型図形編集方式
- 知識に基づいた質問応答形個人識別方式の基本特性
- 動的仮想キ-方式漢字選択法とその和文ワ-ドプロセッサへの応用
- マイクロコンピュ-タによる素片波形接続形音声合成方式とその応用
- 9-5 自動ズームアップ幾能を備えた侵入者追尾監視システム
- 親子カメラによる自律型侵入者認識追尾システム
- 「人間の非論理情報を AIはどう取り扱うか」へのコメントと回答
- 背景差分法における波の誤検出抑制法の検討
- 映像監視システムにおける差分用背景画像の照度変化追従性向上の検討
- 物体検出状態の階層的解析による複数物体追跡方式の提案
- 3.ノンリニア編集・送出システムと放送局における運用(ノンリニア編集)
- 物体の見かけの大きさ変動に追随できるテンプレートマッチング法
- これからのCV
- 「AIマップ-ビジョン研究から見た統合アーキテクチャ」へのコメントと回答
- 12-6 光の反射と影に対してロバストな物体抽出法
- 11-6 物流システム用マーク読取装置
- 物体検出状態の階層的解析による複数物体追跡方式の提案
- スーパーインポーズ文字のアンチエイリアシングに関する実験と考察
- 3-2マルチメディアのハンドリング(3.要素技術の現状と展望)(マルチメディア-映像とコンピューター)
- 2.インテリジェント映像編集技術(インテリジェント映像メディア)
- 激論 : これからのCV
- 6)インタラクティブな動画像編集方式の提案(画像応用研究会)
- 1-2 高精細静止画像を使用したメガピクセル監視システムの開発(第1部門 マルチメディア通信)