物体検出状態の階層的解析による複数物体追跡方式の提案
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概要
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本稿は、監視カメラ視野内の複数移動物体に対して、差分法で検出された物体について、その連結や分離といった状態の変化に基づいて物体追跡する方式を提案する。本方式は、時間的に解析範囲の異なる複数の階層を用いて物体の検出状態変化を解析することにより、短時間の状態変化を解析するだけでは判断できないような物体の「すれ違い・追い越し」や「故障車・事故の検出」といった複雑な事象に対する認識性能の向上を図る。本稿は、提案方式の第一報で、複数の通行人の挙動を追跡する実験を通して本方式を評価する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-05-15
著者
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