ハンディ型パーソナルペン入力における個人字形登録の効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ハンディ環境下で特定個人が使用する小型情報端末における個人字形の登録の効果について報告する。登録法は誤読パターンが生じる都度にこれを登録する逐次登録法である。筆記対象は391字種を含む756文字から成る文章とし、ハンディ型タブレットで特定筆記者3名が4回筆記したデータを学習データとし、筆記順に学習させた。学習データの認識率は学習前では71.3〜82.8%であったが4回目には93.4〜97.2%に向上し、また、テストデータの認識率は学習前には67.7〜83.9%であったが4回学習後には93.1〜97.6%に達した。この結果は従来、個人字形学習の有効性が報告されていた「据え置き型タブレット使用で学習前の認識率85%〜90%」の範囲を超えたところでも有効性が成立することを示している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-05-15
著者
-
木村 義政
日本電信電話株式会社 Nttサービスインテグレーション基盤研究所
-
木村 義政
Nttヒューマンインタフェース研究所
-
小高 和己
図書館情報大学
-
小高 和己
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科
関連論文
- 指紋隆線方向分布とマニューシャ対応付けを用いた指紋照合(画像処理,画像パターン認識)
- ストローク間の距離情報と構造情報とを用いた変型の大きい文字のオンライン認識
- 有効範囲付テンプレート追加登録法による認識辞書の学習
- 統計的手法と神経回路の結合による高精度多字種認識
- 一方向性関数による不可逆なバイオメトリクス登録情報を用いた個人認証
- 拡張外郭方向寄与度特徴と輪郭特徴とを用いた手書き漢字/非漢字のハイブリッド認識
- A-7-9 身体的特徴を用いた遠隔個人認証方式の一提案
- GAT反復を用いたアフィン変換不変の濃淡文字相関法
- 有効範囲付テンプレート追加登録法による辞書学習
- 部分空間法と神経回路の階層構成による類似文字識別
- 優先度管理規則と同時生起規則とを用いたオンライン続け字認識におけるストローク結合情報設定法
- オンライン文字認識における差分ストロークを用いた詳細識別
- 携帯型ペン入力インタフェース用個人辞書の学習
- 拡張PDC特徴を用いた手書き漢字認識ソフトウェア
- ハンディ型パーソナルペン入力における個人字形登録の効果
- 16)ハンディ型パーソナルペン入力インタフェース(ヒューマンインフォメーション研究会)
- ハンディ型パーソナルペン入力インタフェース
- ハンディ型パーソナルペン入力インタフェース
- 文字認識精度に対応した日本語文書入力方式
- 単語認識系における遺伝アルゴリズムを用いたキー文字選択の最適化
- 低品質文字の認識における単語照合の精度推定法
- 遺伝的アルゴリズムを用いた類似文字識別のための特徴選択
- 非正読文字が高頻度で発生する単語認識系の性能推定法
- 入力・表示部一体形のオンライン手書き文字図形入力装置
- 複数手法における候補カテゴリーの識別値を統合処理する神経回路により手書き漢字認識
- 統合神経回路を用いた手書き漢字認識
- 1次元SIMDプロセッサ向きデータアクセス機構
- ニュ-ロセッサ--ニュ-ロ処理指向並列プロセッサ (ニュ-ラルネット情報処理技術)
- 二度書き/ストローク切れにロバストなオンライン文字認識
- 「遺伝的アルゴリズムを用いた類似文字識別のための特徴選択
- 誤差および出力変動を最小化する学習アルゴリズムとその低品質手書き漢字認識への応用
- 相反する2方向の特徴変位を学習するニューラルネットによる特徴修正を用いた文字認識(画像認識,コンピュータビジョン)
- 遺伝的アルゴリズムを用いた特徴と学習サンプルの同時選択とその文字認識への応用
- マージン最大化の考え方を導入した遺伝的アルゴリズムによる特徴選択とその文字認識への応用