エンドtoサーバ(E2S)システムによる映像ストリーム品質評価実験

概要

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2002年12月におけるブロードバンドサービス(xDSL, CATV, FTTH)の加入者数は780万人を超え,急成長を見せている.このアクセス回線の広帯域化・加入者増に併せて,様々な事業者が映像ストリーミングサービスを提供している.映像ストリームサービスは,従来のベストエフォート型のサービスとは異なり品質が求められ,コンテンツを提供する事業者側もいかに高品質なサービスを提供するかが他事業者との差異化技術となる.一方,サービスを受けるエンドユーザもそれを前提としてサービスを受ける事になるため.顧客満足度の観点からもサービス品質状況を管理することは重要なファクターとなると考えられる.しかし,これまでIPネットワークは価格競争の時代でありベストエフォート型サービスであったため,品質管理技術はまだ成熟しているとはいえず,提供事業者はユーザが適切な品質でサービスを享受しているのか把握することができない.本稿では,映像ストリームを評価するための試験方式について述べる.
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-02-20