前後頭部運動による拡大・縮小パタンからの表面復元における奥行と運動のトレードオフ
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概要
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我々は, 前後の頭部運動に連動して拡大・縮小するランダムドット運動視差ディスプレイの観察において, 奥行と運動のトレードオフが存在することを見いだした. 水平か垂直の正弦波状奥行面をシミュレートして, それらの奥行面から知覚される奥行量と運動量を測定した. 知覚された奥行量は単眼視条件よりも両眼視条件で小さく, 反対に, 知覚された運動量は単眼視条件よりも両眼視条件で大きかった. 視覚系が奥行に変換できない網膜像の位置変化は, 運動として知覚されることが明らかにされた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-07-15
著者
-
櫻井 研三
東北学院大学
-
ONO Hiroshi
Centre for Vision Research, York University
-
Ono Hiroshi
Centre For Vision Research York University
-
Ono Hiroshi
Central Research Laboratories Kuraray Co. Ltd.
-
櫻井 研三
東北学院大学教養学部
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