マルチメディア多重化モジュールの一検討
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概要
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N-ISDN上でテレビ電話、テレビ会議などを効率よく行うため、Bチャネルを複数のサブチャネルに分割し、各々のサブチャネルを用いて音声や画像などの情報を送受する方式として、ITU-T勧告H.221がある。しかしながら、H.221は、(1)動画像や音声といった特定の情報に有効に作用するよう構成されているため、それ以外の用途に使用すると、サブチャネルの数やその伝送速度なども様々な制限があり、汎用的にかつ効率良くチャネルを利用できない。(2)複数のチャネルを利用する場合、FAWを検出することによるフレーム同期の確立、各フレームのFAS内の特定ピットの検査によるマルチフレーム同期の確立、同時にマルチフレーム番号を抽出することによるチャネル間の同期の確立、といったようにフレーム、マルチフレームの2段の階層構造を管理する必要があるため、これを実現するハードウェアは非常に複雑で、大規模なものになる。といった問題点がある。筆者らはそれらを解決すべく、より汎用性に富み、ハードウェアの簡易なマルチメディア多重化モジュールを開発したので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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