B-10-129 分散シフトファイバ上での3波長帯域WDM伝送
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概要
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大容量かつ高機能なフォトニックネットワークの実現のためには波長分割多重(WDM)技術の広帯域化/多波長化が重要であり、我々は、石英系光ファイバの低損失帯域(<0.3dB/km, 1450〜1650nm)を最大限に活用した超広波長域WDM伝送技術の研究を進めている。これまでに、各種ファイバ伝送時の非線形効果を最小化するには上記低損失帯域を5つに分け、超広波長域WDM伝送を多波長帯同時伝送と捉えることが有効であることを示し、上記低損失帯域においてS^+-band (1450-1490nm), S-band (1490-1530nm), M-band (1530-1570nm), L-band (1570-1610nm), L^+-band (1610-1650nm)を定義することを提案している。さらに、今まで報告が無かったL-band, S^+-bandにおける伝送、L-bandとM-band(従来波長帯)の同時伝送が実現可能であることを報告している。今回我々はS^+, M, L-bandの3帯域を同時利用した分散シフトファイバ(DSF)上でのWDM伝送を初めて実現したので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-03-08
著者
-
神野 正彦
Ntt光ネットワークシステム研究所
-
相澤 茂樹
Ntt光ネットワークシステム研究所
-
服部 邦典
日本電信電話株式会社NTTフォトニクス研究所
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小口 喜美夫
Ntt光ネットワークシステム研究所
-
可児 淳一
Ntt光ネットワークシステム研究所
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服部 邦典
NTT光ネットワークシステム研究所
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阪本 匡
NTT光エレクトロニクス研究所
-
相沢 茂樹
Ntt光ネットワークシステム研究所
-
服部 邦典
日本電信電話株式会社フォトニクス研究所
-
相澤 茂樹
日本電信電話株式会社 Ntt未来ねっと研究所
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