受動型SSRによる空港面上の航空機識別方法
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概要
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空港面を走行する航空機の監視は, 現在管制官の目視と無線電話による位置の確認の他に, 空港面探知レーダ(ASDE)を用いておこなっているが, 1次レーダの反射波をそのまま表示しているため, 航空機の識別が難しい. そこで, レーダ信号から航空機を自動的に検出しデジタルシンボルで表示するとともに, その航空機のコールサイン, 機種などをデータブロックとして付加する空港面監視システムを開発中である. このシステムは, 着陸間際の航空機をASDEと2次監視レーダ(SSR)で捕まえ, 位置相関が得られたときSSRの識別番号を基に航空機の情報を入手し, エプロンで停止するまでその情報を保持する方式を採用している. しかし, ASDEの遮蔽領域に航空機が侵入すると, 追尾が途切れ航空機情報が失われる. 空港面においては, マルチパスにより現用のSSRの使用が難しいため,一度失われた情報を再度得ることができない. そこで, このような事態になっても, 情報入手が可能な受動型SSRを検討した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
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