磁気圏尾部で観測される広帯域静電ノイズの波形解析

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概要

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広帯域静電ノイズ(BEN)は、従来の多くの科学衛星で観測され、その発生メカニズムについての理論的説明も非常に多く試みられてきた。BENは、プラズマシート境界層のような、高速プラズマ流が存在する場所で観測されるが、しかし、今だに、結論が得られていないのが実情である。磁気圏尾部の探査を目的としたGEOTAIL衛星に搭載されているプラズマ波動受信器は、波形を直接観測する波形捕捉受信器をもち、BENの観測に成功した。そして、BENはパルス状の波形の集まりであることを明らかにした。本論文では、そのBENの観測波形についての詳細な解析結果を報告し、孤立したポテンシャル構造によってBENが観測されることを示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
1993-10-21

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