都市内マイクロセル伝搬における遅延プロファイルモデルの検討

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概要

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都市内マイクロセルにおいて、ビル屋上の基地局に対する遅延プロファイルのモデルを提案する。ディジタル移動通信において、通信品質に関係する伝搬遅延特性を明らかにすることは重要であり、遅延プロファイルモデルは信号伝送のシミュレータに必要である。従来提案されている指数型の遅延プロファイルモデルは伝搬遅延メカニズムの観点から説明が困難であった。本稿では、遅延プロファイルの距離特性に着目し、測定結果から遅延波の伝搬損失は伝搬距離の対数:αlog(r)で増加するベキ乗関数で近似できることを明らかにした。この測定結果からベキ乗型遅延プロファイルモデルを提案する。また、モデルから得られる遅延スプレッド距離特性は送受信間距離とともに増加する特性であり、これは実測結果と一致することを示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-11-21

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