立方特異単体複体による3次元物体のボリューム表現モデルと埋め込み幾何学的特徴量による物体の認識
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
3次元物体の表現モデルとして単体モデルが一般に用いられている.Voronoiグラフ(あるいはDelaunay三角形分割)はベクトル量子化において最適な単体モデルとして知られているが,表現できる物体が凸な物体に限られ3次元空間における構築は困難である.そこで著者らは,従来の単体表面モデルの代わりに,立方特異単体複体による表現モデルを提案した.この立方特異単体複体モデルは拡張Kohonen's mapを用いて獲得でき,従来の単体モデルでは不可能であった多重解像度のpyramidを生成することができる.またこのモデルを用いた表面モデルから物体の内在的な不変特徴量であるホモロジー群の高速計算法を示している.本研究では3D物体のvolume data表現にも適用できる立方特異単体複体モデルを提案し,pyramidとホモロジー群の計算法を示す.さらにホモロジー群だけでは判別できない,自己や他との絡みの性質を表す物体の埋め込み幾何学的特徴量を抽出する方法について検討する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
-
趙 晋輝
中央大学 理工学部
-
中山 丈二
中央大学理工学部電気電子情報通信工学科
-
原 健司
中央大学理工学部電気電子情報通信工学科
-
中山 丈二
中央大学 理工学部 電気・電子工学科
-
原 健司
中央大学 理工学部 電気・電子工学科
関連論文
- Riemann 正規座標系を用いた色弱補正方式
- 拡大体上のアーベル多様体に基づく暗号系の構成法
- A-192 暗号学的に安全な拡大体上の楕円曲線の一構成法(A-8. 情報セキュリティ,一般講演)
- 立方特異単体による3次元物体の復元と位相不変量による認識
- 8)立方特異単体による3次元物体の表現モデルと物体の空間の埋め込み幾何学的性質に関する考察(〔放送方式研究会 マルチメディア情報処理研究会 映像表現研究会 ネットワーク映像メディア研究会 画像情報システム研究会〕合同)
- 立方特異単体複体による3次元物体のボリューム表現モデルと埋め込み幾何学的特徴量による物体の認識
- 立方特異単体による3次元物体の表現モデルと物体の空間の埋め込み幾何学的性質に関する考察
- 立方特異単体による3次元物体の表現モデルと物体の空間の埋め込み幾何学的性質に関する考察
- 立方特異単体複体による3次元物体の復元とホモロジー群の高速計算
- 自己組織ニューラルネットによる3D物体の位相学習とベクトル量子化
- RMファミリを用いた安全な超楕円曲線の効率的な構成法
- CMテストとリフティングによる安全な楕円暗号系の構成法に関する考察
- Volterra形非線形FIR適応フィルタの高速収束算法に関する考察
- 入力の直交変換を用いたVolterra型非線形適応フィルタの高速算法の一提案
- A-15-2 均等色空間の構築に関する一考察
- 29-1 3D物体の空間位相の階層的表現法の提案とそれに基づく認識法
- 3D物体の空間位相の表現方式の提案とそれに基づく認識法
- 7-1 2D画像からの結び目・絡み目の抽出と位相不変多項式による認識
- 2次元画像からの結び目の抽出と位相不変多項式による認識
- 色彩情報処理における色空間束モデルの提案とファイバ色空間上における等色空間の構築