ウェーブレット変換画像における領域内分散を用いたエッジ検出

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概要

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本報告では、多重解像度解析(MRA)を用いた新しい画像圧縮法を提案する。画像を構成する情報の大部分は低周波成分であり、したがって高周波成分はエッジなどの有意画素を除いて削減されることが多い。この有意画素の判別として、最も簡単な手法はしきい値処理がある。しかし、この手法において、しきい値を大きくすれば圧縮率は高まるが、エッジ部の高周波成分を損ない、再構成された画像がぼけてしまう。本報告では、MRAにより分解された高解像度レベルの高周波画像における有意画素の判定を、その画素に対応する原画像の領域内の画素の濃度の分散を用いて行う。この判別手法により、エッジにぼけを生じることなく高圧縮率を達成できる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-11

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