ビットイメージマップを用いた反復変換符号化の高速化の検討
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概要
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近年、画像内のある部分が他の部分に似ているという、画像の自己相似性に着目してモデリングを行う符号化方式が検討されている。この方式の1つに、画像をレンジブロックとよばれる矩形ブロックに分割し、そのブロックと相似なブロックを縮小された画像内から探索して、その変換写像を表すパラメータを符号化する、ブロックベースの符号化方式がある。また復号側でこれら変換写像を反復して作用させることから、反復変換符号化(Iterated Transform Coding)ともよばれている。この方式は、復号化の処理は非常に高速であるが、符号化には相似ブロック探索のために膨大な演算が必要となるため、非常に処理時間がかかることが指摘されており、さまざまな高速化の検討が行われいる。ここでは、原画像と探索領域の双方でビットイメージマップを構築し、相似領域探索を行うことにより、符号化処理の簡素化・高速化の検討を行ったので報告する。
- 1996-03-11
著者
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