OODBMSに対するC++インターフェースの一方式

概要

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オブジェクト指向データベースに対するC++インターフェースの一方式について述べる。本研究ではデータベースに格納されているデータ(インスタンス)をC++プログラムで操作できるよう、データベース内のクラス定義をC++のクラス定義に変換するためのジェネレータを設計する。C++ユーザは操作したいデータベース名とクラス名をジェネレータに与える。ジェネレータはバックエンドのOODBMSのデータベーススキーマを参照して、そのクラスに対応するC++クラス定義ファイルを生成する。生成されるクラスファイルには継承や複合オブジェクトなどの関連する全てのクラス定義ファイルが含まれる。また、データベース基本操作メソッドはC++クラスライブラリとして提供されるが、これは生成されるクラスファイルにインクルードされる。C++クラス定義は対応するデータベース中のアトリビュートやメソッドの定義をできる限り正確にC++プログラム中に反映するよう設計すると同時に、C++言語の特徴を生かし、データベース操作をあまり意識させないようにすることを基本方針とする。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-11