偏平アモルファス金属粒子が配向した高分子複合体の電波吸収特性
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概要
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準マイクロ波帯の利用が拡大し、この領域において薄型の電波吸収体の開発が望まれている。現在この領域の吸収体は立方晶フェライト系で、この整合厚さは透磁率の周波数限界線(Snoekの限界線)に縛られ6mm以下にはできない。そこで我々は、この限界線を越えると考えられるアモルファス金属粒子を高分子中に分散した系を新たな電波吸収体として考案した。今回、数μm厚の偏平状粒子を、高分子中に電波の磁界方向と平行に配列させることで、透磁率値を高めるとともに、金属性磁性体で顕著に見られる過電流損失を抑えた。その結果、立方晶フェライトを上回る透磁率の周波数特性を実現し、この電波吸収特性について検討したので報告する。
- 1996-03-11
著者
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