ISDN環境下におけるパーソナル通信信号方式の検討
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概要
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一つの番号を持ち、どこに行っても、自分の都合や好みに合わせて通信サービスを享受できる新しい通信サービスをUPT(Universal Personal Telecommunication)と呼ぶ。UPTでは、各ネットワークにおいて、ネットワークのグローバル化に不可欠な機能が必要となるため、国際標準化が必須となる。特に、ネットワークの信号方式を課題とするITU-T SGI1では、DTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号を用いてUPTに必要な情報を送受する手順が検討され、勧告草案Q.76においてその手順が示されている。しかしながら、DTMF信号はインバンド信号方式であるため大量データの送信や双方向での対話が困難であること非音声呼でも通信チャネルが必要であること等の欠点があり、これらの欠点を補うISDN環境下でのアウトバンド信号方式を用いた情報フローが検討され始めている。本稿では、この検討を踏まえ、ユーザ網インタフェースにおけるDSS1に基づくUPT信号方式に関して、そのメッセージや情報要素を検討する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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