ディジタル方式による無線映像伝送システム

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概要

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これまで監視システム等において、映像信号の通信手段は同軸ケーブル等の有線路を利用したアナログ信号伝送が一般的であった。このような場合、高品質な映像伝送が期待できる反面、施設工事等の面倒な作業が不可欠になる。今回、上記問題を解決するために、ISMバンドにおけるスペクトラム拡散通信技術(小電力データ通信システム)を用いた無線映像伝送システムを考案した。本システムでは映像信号をディジタル化して伝送しているため、アプリケーションに応じた画像圧縮法や伝送路の状態に応じた誤り訂正法が適用可能である。また、スペクトラム拡散通信技術を用いているため、妨害に強い、1Mbps程度の高速な無線データ通信が可能である。本稿では、実際に開発したシステムを用いて、モノクロ映像を伝送した場合のシステムの性能評価を行ったので、これを報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-03-27

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