ウェーブレット変換による周波数領域での動き補償方式
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概要
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最近、ウェーブレット変換を用いた動画像符号化法が注目を集めている。この方法は、入力フレームと局部復号された前フレーム間で動き補償(MC)した予測誤差画像に対してウェーブレット変換を行う手法である。そのため、隣接するMCブロックのベクトルが大きく異なる場合など、予測誤差信号のMCブロック境界部において信号レベルの不連続性を発生する。これには非常に高い周波数成分が含まれるため、帯域分割による空間冗長度抑圧の妨げとなる。また、符号化部には動き補償のためにウェーブレット逆変換処理が必要であり、従来の入力画像におけるブロックマッチング法では膨大な演算処理量がかかる。そこで本稿では、これらを改善するためにウェーブレット変換された周波数領域での動き補償方式について検討する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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井上 尚
松下電器産業(株)九州マルチメディアシステム研究所
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桂 卓史
松下電器産業(株)研究本部
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岩崎 史朗
松下電器産業 (株) 研究本部
-
桂 卓史
松下電器産業(株) 九州マルチメディアシステム研究所
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