マルチビームを用いた無指向性室内光拡散無線通信システムの信号伝送特性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年の情報機器のめざましい発達に伴い,室内無線LANに対する需要が急速に増加している.特に光信号を用いた室内光無線LANは,その潜在的広帯域性から,将来の大容量通信時代に対応できる方式として注目されている.しかし,現在までに提案されたシステムでは,送受信系が無指向性である場合には受信光電力の低下を招き,また一方,送信ビームに指向性をもたせた場合には,受信光電力は改善できるが,精細なアライメントが必要となるためシステムの柔軟性が制限される.そこで本稿では,システムのアライメントに対する柔軟性を維持しつつ,高い受信光電力が得られる室内光無線LANシステムとして,垂直方向へのビームの他に周辺方向へのビームを有する送信機を使用したマルチビーム拡散方式を提案し,その信号伝送特性の理論解析を行う.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
-
塚本 勝俊
大阪大学工学部
-
森永 規彦
大阪大学工学部通信工学科
-
宮本 伸一
大阪大学工学部通信工学科
-
池田 豊
大阪大学工学部
-
西田 薫
大阪大学工学部
-
西田 薫
大阪大学 大学院 工学研究科
-
塚本 勝俊
大阪大学工学研究科
関連論文
- 光TDMを用いたミリ波無線信号光ファイバ伝送システム
- 光ファイバマイクロセル無線通信におけるコヒーレント無線信号多重光伝送による伝送容量改善効果
- 非同期多元接続光ファイバ無線ハイウェイに関する一検討
- 符号分割多重アクセス光ファイバ無線ハイウェイの一考察
- 適応変調方式を用いた選択再送ARQの伝送特性
- 適応変調方式を用いた選択再送ARQ
- 室内光無線通信システムにおけるゾーン構成に関する一検討
- 指向性アンテナダイバーシチを用いた適応変調方式の伝送特性
- ソフトパワーコントロールを用いた処理利得・符号化率可変DS/CDMA方式の特性
- ソフトパワーコントロールを用いた上り回線におけるDS/CDMAセルラーシステムのC/I特性