補間型IIRディジタルフィルタの係数感度
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概要
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巡回型ディジタルフィルタ(DF)の特性関数のLagrangeの補間法を用いた構成法が既に著者等によって提案され、各補間点における周波数特性の高階微係数が規定された場合の補間問題の解が与えられた。さらにこの方法を用い急峻な遷移域特性をもち、且つ、最小数の補間点によるフィルタの周波数特性について調べ、本フィルタの次数は低次になるとchebyshevフィルタの次数より低くなる特性を持つことを示した。また位相特性は、Butterworthとchebyshevフィルタの位相特性の中間にあり、低域通過型では通過域においてButterworthの位相特性に近いことを明らかにした。また、本フィルタの極感度について、フィルタの次数、遮断周波数、遷移域の幅、通過域減衰量の許容偏差、阻止域における最小減衰量などとの関係を一般的に論じた。本報告では本フィルタの係数感度を求める近似的方法を提案し、係数感度と周波数特性の関係について数値例を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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