通過域振幅最大平坦、単調減少、阻止域等リップルの低域IIRディジタルフィルタの急峻化
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概要
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本論文は同次数の逆チェビシェフフィルタより急峻な遷移域を持ったフィルタの設計法を提案する。まず上記特性フィルタの設計をDeczkeyのw-平面で行い, 阻止域等リップル特性を実現し、また特性関数は角周波数零点にn次の実数根をもち、さらに一対の共役複素根を持つ構成とする。次に単調減衰条件を満足する範囲で共役複素根に与えられた自由度を利用して, フィルタ次数一定で最小の遷移域幅を与える論理式を求める.この方法により遷移域幅を同次数の逆チェビシェフフィルタに比べて大幅に縮小することができ, 言いかえると, 同じ設計条件でフィルタ次数を逆チェビシェフフィルタの約2/3から、条件によっては1/2に低下できることを明らかにする。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-07-24
著者
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