2次元オーバラップセーブ法を用いた2次元並列適応フィルタの提案
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概要
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2次元適応フィルタ(ADF)においては、特に演算量が問題となっている。それに対し著者らは、先に文献[1]において2次元DFT周波数サンプリングフィルタバンクを用いた並列適応フィルタを提案した。その手法は、2次元LMS法と比較して演算量が大幅に低減されているが、2次元FIRのフィルタリングを行う際、ピクセル当たりの実演算量がN^2となることが依然として問題となっていた。そこで本報告では2次元オーバラップセーブ法を用いた2次元並列適応フィルタを提案する。提案する適応フィルタにおいては、2次元のフィルタリング(直線たたみこみ)がオーバラップセーブ法を用いて周波数領域で実行できるため、ピクセル当たりの演算量を大幅に低減することができる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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