低コントラスト画像の移動物体抽出手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年,TVカメラを用いた侵入物体監視システムの研究が盛んに行なわれている.これらのシステムにおいては,処理の簡単さのため通常画像間の濃度変化を基に侵入物体を抽出し,この抽出された領域の面積,縦横比などの特徴量により,侵入物体が人か否かを判定していることが多い.そのため正確な移動物体(侵入物体)の抽出が必要であるが,画像間の濃度差分値が小さい時,移動物体とノイズを切り分けるための閾値設定が困難であり,十分な結果を得ることができなかった.そこで本稿では,低コントラスト時(背景画像と入力画像の濃度差が小さい時)に移動物体とノイズを切り分けること(2値化閾値の設定)が容易となるような特徴量を提案し,またその特徴量を用いた抽出手法を提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
-
久野 裕次
沖電気工業株式会社システムソリューションカンパニー情報技術研究開発センタ
-
久野 裕次
沖電気工業(株)関西総合研究所
-
久野 裕次
沖電気工業(株)
-
渡辺 孝弘
沖電気工業株式会社関西総合研究所
-
下迫田 義則
沖電気工業(株)関西総合研究所
-
渡辺 孝弘
沖電気工業(株)関西総合研究所
関連論文
- 競走馬のアイリス個体識別システム
- 生体特徴を利用した馬の個体識別方法
- 目の特徴を利用した馬の個体識別
- アイリスによる馬の個体識別
- 虹彩自動撮影型個人認証システムの開発
- マルチモーダルインタラクションシステムの試作
- マンマシンインタフェースのための表情認識とその程度推定
- 個人モデル構築による複雑環境下での実時間ジェスチャ認識
- インタラクティブモデル構築による複雑環境下での実時間ジェスチャ認識
- 航空機用リベット欠陥検出方式
- 低コントラスト画像の移動物体抽出手法