表現形態の異なる地図図面の融合

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概要

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近年、ディジタル地図データの整備が各所で進められており、データがCD-ROM等の形で安価に提供されるようになってきた。しかし、これらのデータを組み合わせて利用しようとすると、種々の問題が生じてくる。まず、様々な縮尺の地図があり、その縮尺に応じて表現されている地物の詳しさが異なる。大縮尺のものでは細かな地物まで表現されており、小縮尺のものでは代表的なものにとどまっている。また、対象物の表現形態も異なっている。道路を例にとれば、一方では道路が中心線で表現され、他方では道路縁で表現されている。更に、地図を見やすくするために施される「総描」、「転位」等の程度も異なっている。本研究では、ディジタル道路地図を例に、このような表現形態の多様な地図同士を融合する手法について述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-03-27

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