AALタイプ2スイッチネットワークにおける遅延評価
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概要
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低速度音声を複数チャネル多重して通信するAAL2(AALタイプ2)を用いた大規模網を構成するときにはAAL2SW(AALタイプ2スイッチ)を適用することが望ましい. 一方, AAL2SWの適用に依って生じる遅延, 特に遅延揺らぎが音声品質に悪影響を与える可能性が有る. 本稿では, 音声トラヒックを想定して, AAL2CLADとAAL2SWで生じる遅延揺らぎと, AAL2CLAD・AAL2SWを多段経由したときの遅延揺らぎを, シミュレーションに依り評価した. 想定した遅延揺らぎは, 各装置におけるセル化遅延と送出待ち遅延から成る. その結果, セル化遅延が遅延揺らぎの支配項となる領域での網設計をすれば, 安定した品質を得られるという結果を得た. その網設計のための, 許容廃棄率10^<-3>程度以上の領域に適用できる簡易な帯域設計法や, AAL2SW段数の上限評価法を提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-05-20
著者
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仁佐瀬 剛美
NTT情報流通プラットフォーム研究所
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仁佐瀬 剛美
Ntt 情報流通プラットフォーム研
-
金澤 俊之
NTT情報流通プラットフォーム研究所
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奥谷 武則
NTT情報流通プラットフォーム研究所
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