保守制御用バス方式の信頼度評価
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概要
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より高信頼で保守の容易なシステムを構築するための一手法として、オンライン情報転送用ルートとは独立に、装置の切り離しや診断制御等を行うための通信ルート(保守バス)を分離して設置する方式が考えられる。本稿では、保守バスの適用効果、及び、その制御法、構成法について信頼度の観点から評価した結果を報告する。評価結果として、(1)保守バスを適用した場合、その潜在故障検出のため定期的なヘルスチェックを実施することにより、保守バスのない場合に比べ、システムの正常動作が保証できない状態確率が3桁以上低減する、(2)保守バス故障時は即座に故障装置を切り離し修復するのが望ましい、(3)保守バスは簡易なビットシリアルバスとして構成するのが望ましいことを明かにした。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-01
著者
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増田 悦夫
日本電信電話株式会社 Ntt ネットワークサービスシステム研究所
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増田 悦夫
NTTネットワークサービスシステム研究所
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新保 英男
NTTネットワークサービスシステム研究所
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新保 英男
日本電信電話株式会社 Nttネットワークサービスシステム研究所
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