NLP2000-36 / NC2000-30 人工網膜移植用電極の開発にむけて : 細胞外電気刺激に対する細胞応答特性

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概要

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網膜変性の患者において、変性を免れた網膜組織を電気刺激することにより、視覚が部分的に復活できることが期待されている。電気刺激用デバイスのデザインを考察するために、網膜縦断的に与えた電流刺激に対する神経細胞応答の時空間特性を調べた。神経節細胞の電気刺激応答の閾値は、0.005〜0.05μC程度であり、この閾値は刺激位置から離れるに従い高くなった。神経節細胞の応答には、2種類のものが観測された。一つは2〜4msecの短かい潜時をもちその潜時は、刺激振幅(50〜200μA)、持続時間(100〜500μA)にほとんど影響されなかった。もう一つは、数十msecの潜時を持ち、その潜時は刺激振幅、持続時間が増すに従い短くなった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-06-16

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