重要な対象に注意を向けながら行動し学習する個体の頭脳の神経回路モデル
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概要
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人間の頭脳の理解においても、ロボットの頭脳の設計においても重要な対象に注意を向けるための機構(重要性注意機構)の研究は基本的な課題を提起している。本研究は重要性注意機構の神経回路モデルを提案する。この機構とならんで、価値の学習機構と学習を促進する信号についての諸原則と計算論を展開した。さらに、哺乳類の脳において、これらの神経機構に対応する構造について推察した。最後に、計算機実験によって、これらの神経機構を備えた頭脳の計算機実験を行った。この頭脳を備えた個体は、経験に基づいて関心を切替えながら、合目的的に環境を航行することができた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-27
著者
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