遺伝的アルゴリズムによる画像コントラスト強調
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概要
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濃淡画像のknントラストを強調するための手法として, 輝度線形変換法とヒストグラム均等化法が広くしられている.これらの手法は, 原画像によっては, 良好はコントラストをもつ画像が得られなかったり, 不自然な印象を受ける結果画像となる場合がある.これは, 画像に含まれる空間的な特徴を無視し, 画像全体の輝度分布情報のみを特徴量として輝度変換を行っているためと考えられる.本論文では, 遺伝的アルゴリズムによって原画像と結果画像間の輝度入出力関係を決定するコントラスト強調手法を提案する.結果画像内に含まれるエッジ強度の累積値を集団内の各固体の適応度として評価し, 集団を進化させることによって原画像に適切な輝度入出力関係を決定する.本手法によるコントラスト強調画像に関して主観的評価実験を行ったところ, 従来手法と比較して良好な結果が得られた.また, コントラストの定量的評価を試みた実験においても良好な結果が得られた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-11-25
著者
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