遺伝的アルゴリズムを用いた濃淡画像の階調削減法
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概要
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濃淡画像の階調数を削減する処理では, 定められた出力階調数の制限の中で, 入力画像と出力画像の輝度差ができるだけ小さくなるように入力階調の分割を行う必要がある. しかし, 入力階調と出力階調の関係は一般的に非線形であり, 画像に応じて最適な入力階調の分割方法を決定することは困難である. 本論文では, 階調削減処理における各出力階調に対応する入力階調範囲を遺伝的アルゴリズムによって決定する手法を提案する. 入力階調と出力階調の関係を表す1次元配列を個体の染色体とし, 入力画像と階調削減処理の結果得られた出力画像との輝度差を個体の適応度とする. 実験を通し, 本手法によって, 入力画像に適応した階調削減処理が可能であることを示す. また, 従来の階調削減手法と比較して, 入力画像の輝度と一致度の高い出力画像が得られることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-07-25
著者
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