CADを利用した自動ベリファイ技術
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概要
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プリント配線板パターンの自動ベリファイ技術を開発した.この技術は, 配線パターン検査装置が検出した欠陥候補の中から断線, 短絡などの電気回路の特性に影響を与える致命欠陥と, 切れかかり, 短絡しかかりなどの現状では障害とはならないが, 将来障害となる可能性のある滞在欠陥と, 設計データに比べ変形しているが電気回路の障害とはならない許容変形とを自動的に判別する.開発した自動ベリファイ装置は, プリント配線板パターン検査装置から欠陥候補の位置座標を受け取り, その位置の配線パターンの再検知, 欠陥判定などを行う.計測できる欠陥は, 配線パターンの2次元的な形状に加え, スルーホール内の異物, スルーホールの位置ずれ, 配線パターンの表面傷などである.自動ベリファイ装置を工場内で評価した結果, 81個の検出すべき欠陥を含んだ, 1, 517個の欠陥候補に対し, 致命欠陥, 滞在欠陥の見逃しなし, 許容変形を欠陥とする過剰検出率0.1%以下, 検査時間1.5秒/個, との結果を得た.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-06-25
著者
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