特徴ベクトル間の非類似度を帰属度ベクトル間の非類似度とする音声認識
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概要
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特徴ベクトルをそれの各クラスタに対する帰属度を要素とする帰属度ベクトルに変換することにより,照合すべき二つの特徴ベクトル系列を帰属度ベクトル系列に変換し,帰属度ベクトル間の非類似度をKullback-Leibler Divergence (KLD)で与え,この非類似度に基づいて前記時系列パターン間の距離をDPマッチングにより求めるパターン比較法を提案する.これは,我々が既に提案している相乗型FVQ/HMMに対応し,相乗型FVQ/DPと言うべきものである.この方法はSPLIT法の拡張であるとも言える.スペクトル同士を直接マッチングするダイレクトスペクトルマッチング方式も含め,音声認識におけるこれら二,三の方式の比較を行う.実験の結果,本提案に基づく方法が計算量,認識率のいずれに関しても最も好ましい特性をもっていることが示される.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-12-25
著者
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