スマートアンテナの民生化にむけて : 可変ビーム形成方式の研究動向

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概要

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スマートアンテナは所望波と干渉波が到来する電波環境下においてその指向性を自律的に適応制御することにより通常の単一アンテナに比べて信号対干渉雑音比を格段に高めることができる。しかし、そのハードウエア構成が複雑であるがゆえに現在のところ一般民生品として広く普及しているとは言い難い。ユーザ携帯端末などの民生機器に搭載されるためには現状に比べて飛躍的な小型軽量化・低消費電力化・低コスト化の技術的ブレークスルーが必須となる。本講演では、スマートアンテナのハードウエア構成で大きなウェイトを占める「可変ビーム形成方式」について、最近提案された新しい方式を含めて5種類の構成法を紹介するとともに民生ワイヤレス機器への適用性の観点からそれらの特徴を比較検討する。
1999-11-19

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