電力貯蔵用長寿命鉛電池の開発
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概要
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電力需給の効率的な運用、および環境保全の観点から各種電池を用いたロードレベリングシステムの開発が行われている。鉛電池はそのコストの低さにおいて優位であるが、最大の要求項目である寿命性能が劣っていたため、未だ実用化されていない。現在我々は、制御弁式鉛電池(VRLA)を同システムのための電力貯蔵媒体として開発しており、35Ah(5HR)級の電池において放電深度80%以上で2000サイクルの寿命性能を得ることに成功した。この寿命性能は、導電性カーボン繊維添加による負極の充電受入性能の向上、極群水平配置による電解液濃度の不均一化(成層化)の抑制、さらに最適な充電方法の適用による正極格子体腐食の抑制によって達成された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-01-14
著者
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平川 憲治
(株)ユアサコーポレーション研究開発本部
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岩渕 純允
(株)ユアサコーポレーション研究開発本部
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松井 一真
(株)ユアサコーポレーション研究開発本部
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高橋 さわ子
(株)ユアサコーポレーション研究開発本部
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守光 仁
(株)ユアサコーポレーション研究開発本部
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山口 義彰
(株)ユアサコーポレーション研究開発本部
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中山 恭秀
(株)ユアサコーポレーション研究開発本部
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松井 一真
株式会社ユアサコーポレーション研究開発DC
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山口 義彰
株式会社ユアサコーポレーション
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中山 恭秀
ユアサコーポレーション
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山口 義彰
ユアサコーポレーション
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